ボルゾイ
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ロシア原産のサイト(視覚)ハウンド。昔、ロシア貴族の間でオオカミ狩り用の猟犬として愛育され、以前は「ロシアン・ウルフ・ハウンド」と呼ばれていました。名前の意味はロシア語で「俊敏」。高潔さ溢れる華麗な姿で、多くの人々を魅了しています。
【原産国】 ロシア
【体 高】 オス71cm以上 メス66cm以上
【体 重】 オス34〜48kg メス26〜40kg
■歴 史
起源については諸説があり、祖先犬をタタール人(ロシア西部・ウラル山脈周辺の民族)が持ち込んだとする説。モンゴル族によるロシア侵入時、中央アジアと北方の土着犬が交配されたとする説。10世紀にハンガリーにもたらされていたグレーハウンドの影響を受けたとする説もあります。14、15世紀の帝政ロシア時代、主にオオカミ猟犬として皇帝はじめ貴族に愛好されました。18世紀のニコラビッチ大公は150頭も飼育。従者とボルゾイを多数従えた馬車を駆って、狩猟に出かけた逸話が残されています。1917年の10月革命ではロシア国内のものは、ほぼ根絶やしにされましたが、欧米諸国の裕福な上流階級たちに受け継がれていたことで絶滅の難を逃れました。長年「ロシアン・ウルフ・ハウンド」と称されていましたが、1936年に今の名前に変更されました。
■外観特徴
犬種標準が定められた約200年前から、体形などの変化は少ないといわれています。四肢は長くしなやか。体は、背中のラインが流麗で、全体的に引き締まっています。顔は、体と比較すると非常に小顔。鼻はやや鋭角的なローマン・ノーズ(鷲鼻)、知性的な目、普段は後方に寝かせた小さな耳は、警戒すると立ち上がります。長い尾は、美しい曲線を描いて低めに保ちます。被毛は、滑らかな絹糸状の長毛で、わずかに波打っているか巻いています。毛色は白が一般的に優勢で、それと多少のブリンドル、グレー、タン、レモン、黒などの斑を有します。
■性 格
昔は、敏速に駆けてオオカミと闘ったほどの猟犬でしたが、1世紀以上にもわたってコンパニオン・ドッグとして管理され続けたことで、狩猟本能は衰えたといわれています。それでも敏感で機敏。持久力は高いほうです。ただ普段は温和で非常にもの静かなうえ、繊細で感受性も豊か。未知のものに簡単に気を許すことはありません。訓練は「穏やかさと理解を示しながら地道に」が鉄則です。
■グルーミング
日常的にブラッシング、コーミングを行ないます。毛量が多いので、まず粗めのクシで毛のほつれ・からみをほぐしてから、ブラシを入れます。汚れていたら適温の蒸しタオルなどで拭きあげてから、先の手順でブラッシングします。入浴は、家庭犬であれば1カ月に1度ペースを目安に。
■運 動
猟欲が緩和されたとはいえ、マナー上も含めてリードは必須。毎日30分程度、できれば2セットの引き運動と、庭先などで行なうボール遊びなどの全身運動を組み合わせます。暑さに弱いので、夏期の運動は要注意。時間は早朝や夜遅くを選び、量を調節するなどの工夫が必要です。
■食 事
回数は、若犬〜成犬であれば1日1〜2回が目安。食事の内容は、栄養バランスのとれたドライ・フードをベースに、タンパク質(味つけなしで肉・内臓類を煮たもの)、カルシウム(乾燥小魚、少量のチーズなど)、穀類(めん類、パンなど)、缶詰フードなどを加えて栄養補強した混合食が一般的です。